厚生年金から国民年金へ切り替えてみた

その他

会社を退職して今のところ再就職する予定はないので、厚生年金から国民年金に切り替えを行いました。
最初は「役所や銀行でいろんな手続きが必要そうで面倒くさそう」と何となく思っていましたが、いろいろと調べてみると「自宅から一歩も出ずに切り替えから保険料の支払いまでできる」ことがわかったので、その備忘録。

やったことは
1.保険の切り替え手続き
2.付加年金の申請
3.保険料の支払い

です。

厚生年金保険から国民年金保険への切り替え手続き

会社員であれば厚生年金保険(国民年金第2号というそうです)を会社が納めてくれていましたが、退職後に再就職しなければ国民年金保険(国民年金第1号というそうです)に切り替えて(種別変更というそうです)、自分で保険料を納める必要があります。
やり方がわからないので年金機構のHPを見たところ、「個人の方の電子申請(国民年金)」というページがあるじゃないですか。

そこには、「マイナポータル」から「マイナンバーカードを利用して、簡単に電子申請ができます!」とあって、実際に申請してみると

①種別変更日(退職した翌日)の入力
②離職票(退職時、または後日会社から送付されます)など退職した日付がわかる書類をアップロード

で完了しました。(ほんまに簡単やん・・・)

申請が受け付けられたとか、手続きが完了したなどは全てメールで連絡があります。
自分の場合は、申請から2週間くらいで手続きが完了して、さらにその後2週間くらいで保険料納付書がこんな封筒で送付されてきました。

日本年金機構から送付されてきた国民年金保険料納付書の封筒

納付書や保険料の支払いについては、また後ほど。

付加年金の申請

年金機構のHPを見ていると、「付加年金」なるものがあることがわかりました。
これは、付加保険料「¥400/月」のお支払いで、将来受け取れる年金の額(年額です)が「¥200×付加保険料を納めた月数」だけ増えるというものです。
なので2年以上年金を受給するとお得になるので、これも申請をしました。
とは言っても、自分の場合は今後納付する月数は限られているので、増えると言っても微々たるものですが・・・

手続きの流れは以下のように年金事務所に申請書を請求、必要事項を記入して返送するだけです。

①申請書の入手
自分の住所を管轄している年金事務所に電話して「付加年金の手続きをしたい」と相談すると、以下の「国民年金付加保険料納付申出書」を自宅に送付してもらえました。
その際に、納付の手間を減らしたいのと、微々たるものですが割引があるので、保険料を前納したい旨伝えておきました。

国民年金 付加保険料納付申出書

②申出書に必要事項を記入して年金事務所に返送
A.被保険者欄の「①個人番号」は基礎年金番号を記載しておく方がよいです。個人番号を記載する場合はマイナンバーカードのコピーなどを同封する必要があります。
B.届出事項欄は「⑩届書種類・番号」欄 は「6」に○印、「⑪該当・申出年月日」欄は「申請年月日」、 「⑫理由等」欄は「1」に○印を記入します。

申出書を返送後一週間くらいで納付書が送付されてきました。

なお、付加年金を利用する際には注意事項が2つありました。
①「付加年金」と「国民年金基金」はどちらか1つしか選択できない。
②個人型確定拠出年金(iDeCo)に掛け金を拠出する場合、付加年金保険料も拠出額に合算されるのでiDecoの拠出上限が6.7万/月になる。

保険料のお支払い

送付されてきた納付書はそれぞれこんな感じです。

①国民年金保険料

国民年金 保険料納付案内書
国民年金保険料納付案内書 : 保険料額や納付期限などが記載されています。
国民年金 保険料納付書
納付書 : 毎月払い、当該年度一括払い(前納)、上期/下期払いといろんな払い方が選べるので、たくさんの納付書が入っていました。
国民年金 保険料口座振替申出書
口座振替にしたい場合の申出書 : 銀行・郵便局、または年金事務所に持って行って手続きするようですね。

②付加年金保険料

付加年金納付書
申請月の納付書
付加年金納付書
申請月翌月~年度末までの前納用納付書 : 年金事務所に「前納したい」と伝えていたので、この2枚の納付書が送付されてきました。

保険料の支払い方法は以下の4種類あります。
①現金払い(銀行・郵便局・コンビニ)
②キャッシュレス決済(~Payの請求書払い、Pay-easy)
③クレジットカード(引落し用の申請書を年金事務所に提出するそうです)
④口座振替(銀行・郵便局・年金事務所のいずれかで手続き)

前納による割引額は支払い方法によって違っていて
「①現金払い」=「②キャッシュレス決済」=「③クレジットカード」<「④口座振替」
と口座振替にするのがお得ですが、以下の理由からキャッシュレス決済を選択しました。
■口座振替手続きのために銀行まで出向くのが面倒
■楽天Payが利用できるので「キャッシュレス決済の割引」+「支払額分のクレカチャージでゲットできる0.5%分のポイント」の方が「口座振替の割引」より少し多かった

前納による割引額は「2年前納」が最大になるのですが、2年前納の納付書は年金事務所にお願いしないと発行してもらえないようなので、年明けの1月くらいに連絡してみようと思います。
間違いがあったので修正
現金払い(キャッシュレス決済)用の2年前納用納付書は2月以降に年金事務所に申出書を送付して発行してもらうことになります。申出書は日本年金機構HPを参照。自宅にプリンタがなければ、最寄りの年金事務所に電話すれば送付してもらえます。納付書は4月以降に発行されるそうです。

ただ、2年前納の支払方法は「④口座振替」にすることにしました。
理由は楽天Pay(PayPayも同じでした)の「請求書払い上限額が30万円」だったためです。(2024年~2025年分の支払額は398,590円)
月間の利用限度額50万円とは別に設定されていることに気づいていませんでした・・・
支払うまで気づかなかったら、2年前納ができなくなって来年再チャレンジになるところでした。

ちなみに、口座振替やクレジットカード払いの申請書は、こちらからお願いしていなくても年金機構から送付してくれていましたので、今回はそれを使って口座振替を依頼しました。
年金保険料の徴収率アップ作戦の一環と思いますが、有難かったです。
それがこちら
↓↓↓↓↓

年金機構から何が届いたのかと思ったら
国民年金 保険料口座振替申出書
口座振替の申出書と
国民年金 保険料クレジットカード納付申出書
クレジットカード納付の申出書でした。
返送用封筒も一緒に送付されてきました。

以上が厚生年金から国民年金へ切り替えの流れですが、扶養家族がいるなら配偶者は国民年金第3号被保険者の資格を失うので、同時に国民年金第1号被保険者の手続きが必要になります。(配偶者の保険料も発生するようになりますね)
自分は共働きで扶養家族はいなかったので、自分の変更手続きだけでOKでした。
配偶者の被扶養者になる方法もありましたが、その配偶者も近々リタイア予定なのでやめておきました。

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