夫婦そろって仕事をリタイアして時間がたっぷりできたので、いままで訪れたことのなかった東北地方(の南半分)に「紅葉」と「温泉」をテーマにして約2週間の旅行に行ってきました。
東北ツアーの4日目は日本三景の松島とその周辺の観光です。
「松島島巡り」に続いては、仙台伊達家の菩提寺「瑞巌寺」です。
(東北ツアー 4日目・その3:松島島巡り からの続きです)

観光船の乗り場から道路を挟んですぐの場所に瑞巌寺の入り口があります。








中門から先は立ち入り禁止になっていて、右側にある庫裡を通って本堂の中を拝観することになります。


庫裡、本堂、宝物殿のいずれも内部は撮影禁止でした。
本堂は特に造りや襖絵などが美しくて、写真に撮れなかったのが残念でした。
本堂の見物を終えて中門に戻ってきました。



庭も枯山水風ですね。



洞窟の壁面には供養塔や五輪塔が多数あって供養場として使用されていたそうです。
また、洞窟の前には西国三十三観音がずらっと並んでいて、こちらに参れば西国三十三箇所巡礼をしたのと同じご利益があるそうです。


瑞巌寺の歴史は、9世紀初頭に開創されてから奥州藤原氏や鎌倉幕府に庇護されてきましたが戦国時代に一時荒廃したそうです。
その後仙台を治めた伊達政宗公が仙台城の築城と併せて瑞巌寺を復興させて、伊達家の菩提寺として栄えたそうなのですが、明治維新後の廃仏毀釈運動の影響で再び荒廃することとなりました。
その後明治天皇の東北巡幸の際に瑞巌寺が行在所となったことから(本堂に天皇が滞在した部屋がありました)、再び復興することになり、平成30年(2018年)に平成の大修理が完了して、伊達政宗公が完成させた創建当時の姿に甦ったそうです。
瑞巌寺参拝のあとは、そのお隣にある「圓通院」を参拝したいと思います。
(東北ツアー4日目・その5:圓通院 に続きます)
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