今から30年近く前に北海道のHTBで放送されていた、マニアの間では今でも伝説の番組と言われている「水曜どうでしょう」という番組がありました。
その番組の企画で
「引いたカードに書かれている北海道の市町村を車で訪れて、その市町村のカントリーサイン(市町村の境界を示す看板)を見つけたら、次の行先の市町村をまたカードを引いて決める」
というのを繰り返して2泊3日で全ての市町村の「カントリーサイン」を見て回るという「北海道212市町村カントリーサインの旅」というものがありました。
「水曜どうでしょう」好きの私としては、その企画を見て兵庫県でカントリーサインの旅をやってみようと思い立ったのが今から20年近く前でしたが、当時は時間もあまりなかったこともあって中断していました。
で、夫婦そろって仕事をリタイアして時間ができたので、カントリーサインの旅を再開しようということになり、せっかく時間もあるので、ただカントリーサインだけを見てまわるのはもったいないので、その市町で観光できそうなところがあればそこも訪れる形でやり直すことにしました。
ということで、改めて「兵庫県41市町カントリーサインの旅」のスタートです。
No.01 福崎町
カントリーサインの旅で最初に引いたカードは「福崎町」でした。

福崎町の観光スポットが思い浮かばなかったのでネットで調べてみたところ、民俗学で有名な「柳田國男」が生まれたのが福崎町で、柳田國男の生家や著書「故郷七十年」に登場するカッパがいる「辻川山公園」があるようなので、そこを訪れることにしました。

この池には2匹の兄弟カッパ「河太郎」「河次郎」が住んでいるそうです。
そのカッパたちは柳田國男先生に会いたくて、兄の「河太郎」は池のほとりで、弟の「河次郎」は池の中で何年も待っているそうですが、「河太郎」は頭の皿の水がなくなって固まって動けなくなってしまいました。


近くでエアーコンプレッサーの音がしていますが、それは気にしないことにします。



手に持っているのは尻子玉でしょうか。

写真の奥にいるのは、頭の皿の水がなくなって固まってしまった「河太郎」です。

公園内にはカッパ以外にもいろんな妖怪がいます。


手には福崎名物の「もち麦」で作られた大好物の「もちむぎどら焼き」を持っています。






続いては、公園内にある「柳田國男生家」です。







公園内の柳田國男生家の近くに「旧神崎郡役所」が移築されていて、神崎郡の原始・古代から近現代にいたる歴史や当地方で使われていた生活用具、農具などの民俗資料を展示しています。


辻川山公園は以上で、公園の向かいにある「もちむぎのやかた」にお土産を買いに行きたいと思います。


どら焼きは逆さ天狗の大好物でしたね。
ということで、カントリーサインの旅 記念すべき1か所目の「福崎町」を塗ることができました。

まだまだ地図は真っ白ですね。
カントリーサインの旅、次に引いたカードは「三木市」でした。
残る市町の数は40です。
(兵庫県41市町 カントリーサインの旅(その2:三木市) に続きます)
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