今から30年近く前に北海道のHTBで放送されていた、マニアの間では今でも伝説の番組と言われている「水曜どうでしょう」という番組がありました。
その番組の企画で
「引いたカードに書かれている北海道の市町村を車で訪れて、その市町村のカントリーサイン(市町村の境界を示す看板)を見つけたら、次の行先の市町村をまたカードを引いて決める」
というのを繰り返して2泊3日で全ての市町村の「カントリーサイン」を見て回るという「北海道212市町村カントリーサインの旅」というものがありました。
「水曜どうでしょう」好きの私としては、その企画を見て兵庫県でカントリーサインの旅をやってみようと思い立ったのが今から20年近く前でしたが、当時は時間もあまりなかったこともあって中断していました。
で、夫婦そろって仕事をリタイアして時間ができたので、カントリーサインの旅を再開しようということになり、せっかく時間もあるので、ただカントリーサインだけを見てまわるのはもったいないので、その市町で観光できそうなところがあればそこも訪れる形でやり直すことにしました。
ということで、兵庫県41市町カントリーサインの旅の第12弾です。
(兵庫県41市町 カントリーサインの旅(その11:高砂市 後編) からの続きです)
No.10 姫路市
カントリーサインの旅で10番目に引いたカードは「姫路市」でした。

姫路市で観光といえば「姫路城」やその隣の「好古園」をはじめとしてたくさんの場所が思い浮かびますが、メジャーどころは結構行ったことがあるのでどうしようかと考えてみましたが、姫路市は日本酒のふるさととして知られる播磨地域にあって、播州平野で収穫される山田錦は全国生産量の8割を占めることから市内には酒蔵が多くあるので(8つのあるそうです)、その中のいくつかを選んで酒蔵巡りをしたいと思います。
壷坂酒造株式会社
姫路で最初に訪れたのは、「雪彦山」ブランドを展開している酒蔵「壷坂酒造株式会社」です。
この蔵で使用している仕込み水は蔵の北の方にある「雪彦山」からの伏流水なので、そこから名付けられたようです。
雪彦山はとても飲みやすくて美味しいので、個人的にはとても好きな日本酒なんですよね。

蔵の裏手にある駐車場に車を停めました。
看板に従って直売所に向かいます。


直売所の目の前にも駐車場があったのね・・・






生酒がたくさん冷えています。



三田村邦彦さん、チャンカワイさん、斉藤雪乃さん、吉田類さん、門上武司さんなどよく知ったお名前がありました。
壷坂酒造さんで購入した日本酒はこちら。




神崎酒造有限会社
壷坂酒造さんに続いて訪れたのは、「龍王の舞」「真名井の鶴」ブランドを展開している「神崎酒造有限会社」さん。
どちらも飲んだことのない日本酒なので、どんな味がするのか楽しみです。


かなり年季が入ってますね。

調べてみたところ、元々岡庭酒造店という蔵があったようですが、昭和の終戦の頃に廃業を経て同じ地区にあった3蔵で「神崎酒造」として再スタートしたようです。

呼び出しボタンがあるのでそれを押すと、酒蔵から蔵人が出てきてくれるというシステムになっていました。

神崎酒造有限会社さんで購入した日本酒はこちら。


名城酒造株式会社
神崎酒造さんに続いて訪れたのは、播州トップクラスの生産量を誇る「名城酒造株式会社」さん。
蔵元直売で一般の酒屋では入手できない「隠し酒」を買いたいと思います。



それでは建物に入ってみましょう。


スリッパに履き替えて、2階にあがります。

2階といっても1階は倉庫なので、3階くらいの高さにありました。

お客さんがくると、事務所から従業員さんが出てきてくれます。

名城酒造さんで購入した日本酒はこちら。

そして隠し酒についてきたおまけの酒粕
(兵庫県41市町 カントリーサインの旅(その13:姫路市 その2) に続きます)
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