今から30年近く前に北海道のHTBで放送されていた、マニアの間では今でも伝説の番組と言われている「水曜どうでしょう」という番組がありました。
その番組の企画で
「引いたカードに書かれている北海道の市町村を車で訪れて、その市町村のカントリーサイン(市町村の境界を示す看板)を見つけたら、次の行先の市町村をまたカードを引いて決める」
というのを繰り返して2泊3日で全ての市町村の「カントリーサイン」を見て回るという「北海道212市町村カントリーサインの旅」というものがありました。
「水曜どうでしょう」好きの私としては、その企画を見て兵庫県でカントリーサインの旅をやってみようと思い立ったのが今から20年近く前でしたが、当時は時間もあまりなかったこともあって中断していました。
で、夫婦そろって仕事をリタイアして時間ができたので、カントリーサインの旅を再開しようということになり、せっかく時間もあるので、ただカントリーサインだけを見てまわるのはもったいないので、その市町で観光できそうなところがあればそこも訪れる形でやり直すことにしました。
ということで、兵庫県41市町カントリーサインの旅の第14弾です。
(兵庫県41市町 カントリーサインの旅(その13:姫路市 その2) からの続きです)
No.10 姫路市
灘菊酒造株式会社
廣峯神社に続いては、灘菊酒造さんです。
「灘菊酒造株式会社」は姫路城にほど近い場所にあって、1910年(明治43年)に創業した110年以上の歴史がある酒蔵で、「灘菊」の名前は姫路の前に広がる海‘播磨灘’の「灘」と花の「菊」を合わせたものが由来だそうです。
代表銘柄は「灘菊」「きくのしずく」「MISA」「酒造之助 (みきのすけ)」で、「MISA」はこの蔵の女性杜氏「川石光佐」さんの名前をとったもので、「酒造之助」はこの蔵の創業者である「川石酒造作(みきさく)」の弟で、フランスに柔道を広めた(フランス柔道の父と言われているそうです)「川石酒造之助」の名前をとったものです。

手前にあるのはレストランの「前蔵」、暖簾がかかっているところが酒蔵見学や直売所の入り口、奥にある白い建物が現在酒造りをしている「甲蔵(きのえくら)」になります。



まずは酒蔵見学に向かいます。
見学できるのは昔酒造りをしていた木造の酒蔵で、現在酒造りを行っている「甲蔵」見学は季節・人数限定の要予約になっています。



仕込み水でしょうか。

酒蔵見学のあとに買い物に行きたいと思います。

「中蔵」「東蔵」を見学します。

業者さんなどの出入口ですね。






現在は団体さん向けのレストランになっています。




でっかいタンクがありますね。





醪の入った酒袋を入れて、日本酒を搾ります。



ここは麹室だったそうです。


ここで醪ができあがっていたそうです。
中に入ってみましょう。



蔵の奥に何か飾られています。


酒蔵見学を終えて直売所に戻る前に少しだけ甲蔵を覗いてみました。


最後に直売所で日本酒を購入したいと思います。

手前に並んでいるのは全国新酒鑑評会で金賞を受賞したいいお酒たちです。


灘菊酒造さんで購入した日本酒はこちら。

おつまみ用の粕漬
今回の姫路市内の酒蔵見学は灘菊酒造で終了です。
続いては、せっかく姫路市内にいるので、少し街歩きしようと思います。
(兵庫県41市町 カントリーサインの旅(その15:姫路市 その4) に続きます)
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