「京の冬の旅」は、桜や紅葉といった自然の魅力だけでなく、冬の時期に文化財や伝統文化・産業などの京都の魅力を伝えることを目的とした京都市観光協会が主催する観光キャンペーンで、毎年1月~3月に開催されています。
その「京の冬の旅」では普段は公開されていない寺院や文化財が特別公開されるので、今回はそれを目的に京都を訪れました。
ということで、「京の冬の旅」1日目の最初に訪れたのは、京都駅の南にあって新幹線からは五重塔が見えている「東寺」です。
「東寺」ではその「五重塔の初層内部」が特別公開されていました。
東寺
東寺には京都駅から近鉄電車で1駅、東寺駅から徒歩で向かいました。

東寺駅には特急は停車しません。
ということで、東寺駅から徒歩5分くらいで東寺に到着。


大きすぎて写真におさまりませんでした。
ちなみに重要文化財になります。



金堂



「金堂」は安土桃山時代に創建されたもので、一度焼失しましたが1603年に建て直されました。
ここには重要文化財の金色に輝く薬師如来坐像、日光・月光菩薩、十二神将が安置されています。
(建物内は撮影禁止でした)
東寺 金堂(東寺HP)
講堂


「講堂」は室町時代に創建されたもので、台風や地震、戦火などにより何度か建て直しされて、現在の講堂は1491年に建られたものです。
ここには国宝や重要文化財の「立体曼荼羅」が安置されています。
(建物内は撮影禁止でした)
東寺 講堂(東寺HP)
東寺 立体曼荼羅(東寺HP)
瓢箪池周りの梅林

瓢箪池の周りでは梅が綺麗に咲いていました。





東寺の境内の南東にある瓢箪池の周囲には梅が植えられていて、ちょうど梅が満開になっていました。
五重塔
今回東寺を訪れた目的の「五重塔の初層内部」を拝みにいきたいと思います。

春には桜と五重塔が綺麗に見えると思います。



国宝「五重塔」は883年に創建されて以来火事で4回焼け落ちて、現在の塔は5代目で江戸時代の1644年に再建されたものになります。
初層の内部は心柱を大日如来に見立てて、その周囲に4体の如来と8体の菩薩を安置しています。
また4つの扉、扉の左右の柱、周囲の壁、天井など全面に極彩色の文様が描かれていました。
(当然こちらも撮影禁止でした)
東寺 五重塔(東寺HP)
御影堂(大師堂)
最後に当時の境内北西にある御影堂(大師堂)に向かいます。
ちなみに四国八十八ヶ所巡礼では、こちらで出発の挨拶をして、高野山奥の院で巡礼終了のお礼を報告するそうです。






東寺の御朱印はすべて「食堂」でいただけます。
東寺に続いては「清水寺」に向かいます。
(’25 京の冬の旅(1日目 その2:清水寺)に続きます)
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