大学時代の友人たちと年に1度の旅行に行ってきました。
昨年の行先は「福井」で、今年の行先は「東京」になります。
また、東京は出張で何度か行ったことがありましたが、観光で訪れたことがなかったので前乗りして+αの観光も楽しんできました。
3日目は「KITTE丸の内」で東京駅を眺めてから大学時代の友人たちと解散して、帰りの新幹線まで時間があるのでNHKの大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の舞台になっている「吉原」を訪ねてみたいと思います。
(東京ツアー(3日目・その3:KITTE丸の内 KITTEガーデン) からの続きです)
東京駅からJR、地下鉄と乗りついで三ノ輪駅下車、徒歩10分ほどで「見返り柳」に到着。


「見返り柳」という名前は、吉原で遊びを終えた客が遊郭を後にする際に、名残惜しさからこの柳のあたりで振り返ったことに由来しています。遊郭での華やかなひとときから日常に戻る寂しさや、遊女への想いなど様々な感情が去来する場所として、多くの文学作品や川柳の題材にもなっているそうです。
ここから浅草駅方面に向かって歩いていきます。

吉原があった当時、大通りから遊郭が見えないようにこのように曲がった道(「五十間道」というそうです)にしたそうです。
また、事前に調べられていませんでしたが、このあたりに蔦重の「耕書堂」があったようです。

これから神輿を担いて練り歩くんですね。
今日は三社祭の最終日で、あちこちでこんな風景を見ることができました。


盛り上がってますね。

この後ろの建物は「江戸新吉原耕書堂」といって「耕書堂」を模した観光案内や、お土産品の販売を行う施設です


さらに歩いていくと「吉原神社」に到着しました。
「べらぼう」では、横浜流星さん演じる「蔦重」と小芝風花さん演じる「瀬川」が会っていたり、「綾瀬はるかさんの「九郎助稲荷」が語っていたりと、いろんなシーンで登場しましたね。
(ドラマに出ていた「九郎助稲荷像」はなかったです)












吉原神社から少し歩くと「吉原観音」がありました。
「吉原観音」は、1923年(大正12年)の関東大震災によって亡くなった多くの人々、特に吉原の遊女たちを供養するために造立されたそうです。
関東大震災発生時、吉原の遊女や客、関係者たちは、火災から逃れようと吉原弁財天にあった池(通称:花園池、弁天池)に避難しましたが、多くの人々が池に殺到したことや、火災による熱風と酸素不足、そして水中でパニックになったことなどから、この池で約490人もの人々が溺死するという悲劇が起こりました。
この悲劇を悼み、亡くなった人々の魂を慰めるために、1926年(大正15年)に吉原観音が建立されたそうです。







「吉原」の散策は以上です。
このあとは「浅草寺」に寄って御朱印をいただこうと思います。
東京ツアー(3日目・その5:浅草 浅草寺 その2) に続きます。
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