青森ツアー(5日目・その4:酸ヶ湯)

サ活・温泉

夫婦そろって仕事をリタイアして時間がたっぷりできたので、いままで訪れたことのなかった青森県を2週間かけてガッツリ旅行してきました。
青森ツアー5日目はまた天気が悪いので(今回のツアーは天候に恵まれません・・・)、また予定を変更して「源泉かけ流しの温泉」巡りの一日にします。
ということで、今日の温泉3か所目は「酸ヶ湯」です。
青森ツアー(5日目・その3:地獄沼・まんじゅうふかし)からの続きです)

酸ヶ湯(すかゆ)は、青森県青森市にある八甲田連峰の主峰・大岳の西麓に位置する歴史ある温泉宿です。その名の通り強い酸性の泉質が特徴で、古くから湯治場として親しまれてきました。1954年には、四万温泉、日光湯元温泉と共に国民保養温泉地第1号に指定されています。

酸ヶ湯といえば千人風呂(せんにんぶろ)が有名で、総ヒバ造りの巨大な混浴大浴場「千人風呂」です。約160畳もの広さを誇り、一度に千人が入れると言われるほどの開放感があります。この浴室には「熱の湯」「冷の湯」「四分六分の湯」「打たせ湯(鹿の湯)」という異なる源泉が引かれており、それぞれの湯を楽しむことができます。
千人風呂は基本は混浴ですが8:00~9:00は女性専用時間となっているのと、女子更衣室側から入ったところは仕切りが設けられていて、外からは見えないようになっているので女性の方も安心です。
また、湯浴み着が売店でレンタルできますのでカップルでの入浴を楽しむこともできます。
また、小浴場「玉の湯」は男女別になっています。

酸ヶ湯の泉質は、すべて酸性・含硫黄泉で、療養泉として様々な効能が認められています。特に、慢性皮膚疾患、腰痛、筋肉痛、神経痛、冷え性、疲労回復、健康増進などに効果があるとされています。また、昔から「3廻り10日で万病に効果が現れる」と言い伝えられています。

酸ヶ湯の歴史ですが、開湯は江戸時代前期の1684年(貞享元年)とされ、300年以上の歴史があります。元々は「鹿湯」と呼ばれ、怪我をした鹿が湯で傷を癒したという伝説に由来しています。版画家の棟方志功など多くの著名人もこの湯を愛し、湯治の傍ら作品を残しました。
現在も湯治棟が完備されており、自炊しながら長期滞在することも可能です。
 

酸ヶ湯
酸ヶ湯に到着しました。
入り口の脇には「八甲田神鷹」という彫刻が飾られていました。
酸ヶ湯
それでは酸ヶ湯に入ってみましょう。
扉を入るとちょっと年季の入った酸ヶ湯の提灯があります。
券売機で入浴券を購入します。
酸ヶ湯
酸ヶ湯のロビー
酸ヶ湯
フロントで入浴券を渡すと、フェイスタオル(持ち帰り可)とバスタオル(返却要)を渡してもらえます。
ロビーにねぶたが飾られています。
酸ヶ湯
酸ヶ湯の太鼓
ヒバ千人風呂大人気ですね(笑)
酸ヶ湯 ヒバ千人風呂
こちらにヒバ千人風呂があります。
酸ヶ湯 ヒバ千人風呂
酸ヶ湯 ヒバ千人風呂
酸ヶ湯 ヒバ千人風呂
こちらは男子更衣室の入り口

ヒバ千人風呂ですが、本当に千人入れるかどうかは置いておいて、実際に入ってみると天井がとても高くて、とにかく広いですね。ここまで大きな内風呂は入ったことがありませんでした。
また、総ヒバ造りというのも雰囲気があっていいですね。
 

酸ヶ湯
ヒバ千人風呂をあがって、次は体を洗うことができる男女別の「玉の湯」に向かいます。
(ヒバ千人風呂ではシャンプー・ボディーソープは使用できなくて、温泉に浸かるだけになります)
酸ヶ湯 玉の湯
こちらが玉の湯
酸ヶ湯
お風呂を上がって、向かいにある「御鷹々々(おんたかたかたか)サロン」で休憩します。
サロンの雰囲気はこんな感じです。
奥の方の壁にかかっている鷹の絵は、この温泉と縁の深い棟方志功の作品のレプリカだそうです。

 


酸ヶ湯HP


今日の源泉かけ流しの温泉巡りは以上となります。
このあとは夕食まで少し時間があるので、ツアー2日目に時間切れで行くのを諦めた青森県立美術館の「あおもり犬」を見に行こうと思います。
青森ツアー(5日目・その5:あおもり犬) に続きます)

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