夫婦そろって仕事をリタイアして時間がたっぷりできたので、いままで訪れたことのなかった青森県を2週間かけてガッツリ旅行してきました。
青森ツアーの8日目は久しぶりの終日晴の予報で、下北半島で予定している「霊場恐山」と「尻屋崎灯台」を観光してから「八戸市」に向かいます。
まずは「恐山菩提寺」のお参りを済ませて、「地獄めぐり」をしてみたいと思います。
(青森ツアー(8日目・その1:霊場恐山 前編)からの続きです)
恐山菩提寺の地蔵殿から左手に、火山地帯特有の荒涼とした風景と硫黄臭の立ち込める岩場に地蔵が無数に並ぶ光景が広がっていて、地獄絵図のように見えます。
地獄めぐりは、その「地獄」や「極楽浜」などをめぐって亡者の魂の浄化の道をたどることを体験するものだそうです。

何かの像が立っていますね。








慈覚大師をお祀りしているそうです。
大師堂周辺や参道沿いの所々に立てられている風車は、亡くなった子供への供養として始まり、今は花の代わりとして子供に限らず故人の供養に立てられています。








「八葉」とは仏教において蓮の花びら八枚(八弁)の形を意味しているそうで、八葉塔は蓮華の形を模した台座の中央に仏が座しています。


たくさんの石が積まれています。




ここには亡くなった方が着用されていた品が納められていました。

極楽浜が目の前に見えてきました。









極楽浜で360度写真を撮ってみました。
極楽浜から恐山菩提寺に戻っていく途中に、いろんな地獄が現れました。


金の亡者が集まるのでしょうか。
でも恐山一帯は地中から上がってくる温泉のおかげで、かなり品質のいい金鉱脈があるそうです。(国定公園&地面を掘るとヒ素・硫化水素が発生するので手を付けれないそうです)





「五智如来」とは密教において、大日如来が持つ五つの智慧(法界体性智、大円鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智)を、それぞれ象徴する五体の如来のことだそうです。


小高い丘を下って、少し歩くと石で覆われた小山があって、その上に像が建っていました。


霊場恐山をお参りした風景を動画でも撮ってみました。
霊場恐山のお参りは以上となります。
あの荒涼とした風景のなか風車がカラカラと音を立てて回っている音を聞いたり、極楽浜の静かな眺めを実際に見てみると、ここが地獄や天国と言われるようになったことや、故人を偲ぶ信仰の地であることを実感しました。
続いては、とても眺めが良さそうな「尻屋崎灯台」に向かいます。
(青森ツアー(8日目・その3:尻屋崎灯台) に続きます)


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