夫婦そろって仕事をリタイアして時間がたっぷりできたので、いままで訪れたことのなかった青森県を2週間かけてガッツリ旅行してきました。
青森ツアーの8日目は久しぶりの終日晴の予報で、下北半島で予定している「霊場恐山」と「尻屋埼灯台」を観光してから「八戸市」に向かいます。
「尻屋埼灯台」からの綺麗な眺めを楽しんだあとは「八戸市」に移動して、八戸の飲み屋文化になっている「横丁」のお店を巡ります。
(青森ツアー(8日目・その3:尻屋埼灯台)からの続きです)
八戸の「横丁」は、青森県八戸市中心街に広がる、昭和レトロな雰囲気が漂う独特の飲食街です。細い路地に小規模な飲食店がひしめき合っており、地元の人々はもちろん観光客にも人気のスポットとなっています。
八戸の横丁の始まりは終戦後にさかのぼります。もともと屋敷町だった場所に戦地からの引揚者のためのマーケットや映画館などが開設されたことで、周辺の飲食街が発展し横丁が形成されていきました。
そのためどの横丁も共通して昭和の懐かしい雰囲気が色濃く残っています。
それぞれの横丁や店舗に特徴があるため、何軒かハシゴして色々な味や雰囲気を楽しむのが八戸の横丁文化の醍醐味とされています。
ということで、尻屋埼灯台から車を3時間弱走らせて八戸に到着しましたが、まだ日が高くてお店はほとんど開いていないので、8つある横丁を見て回りたいと思います。
八戸屋台村「みろく横丁」
横丁ビギナーでも入りやすい明るく活気ある横丁です。
「みろく横丁」は、中心街に位置する三日町と六日町にまたがる横丁であることからその名が付けられました。
横丁には26店舗の固定屋台がひしめいていて、各店舗が郷土料理や海鮮料理などでおいしさの腕を競い合っています。各店舗は一坪ほどの広さで、地元の人びとや観光客との交流が、お酒や料理をさらに味わい深くしてくれます。ここは東北新幹線八戸開業に合わせて2002年にオープンした、ほかの横丁に比べてまだ新しい横丁になります。




夜の「みろく横丁」の様子を動画でも撮ってみました。
ロー丁(ろーちょう)れんさ街
八戸市中心街の歓楽街で藩政時代に牢屋が置かれた「鷹匠小路」と「長横町れんさ街」を結ぶ開放的な横丁。「鷹匠小路」に牢屋があったことから「ロー丁」とも呼ばれていて、その「ロー丁」と「長横町れんさ街」をつなぐ位置にあったことから「口一丁れんさ街」呼ばれるようになりました。


長横町れんさ街
「ロー丁れんさ街」と隣接して、長横町に面してU字型に発達した横丁。映画館(現在は閉館)脇の横丁に、鎖をつなぐように状態で飲食店が並んだことから「長横町れんさ街」と呼ばれるようになりました。


五番街
近くにあった映画館(今はありません)で「五番街の出来事」というアメリカ映画を上映していたことから横丁の名前になったそうです。

八戸昭和通り
元々は通りの名前はなかったそうですが、東北新幹線八戸開業にあたり、「昭和の温もりを感じられる通りに」という願いを込めて「八戸昭和通り」という名前になったそうです。

ハーモニカ横丁
元々はやきとり横丁と呼ばれていたそうですが、映画館やパチンコ店などの娯楽施設の隣にハーモニカのリード(吹吸口)のように飲食店が並んだことから名付けられたそうです。


八戸名物の「ほや」と「おやじ」を掛け合わせた八戸の横丁のゆるキャラです。



花小路
三日町と六日町を結ぶ「みろく横町」と東西に交差する横丁。中心街にビルが増え再開発が進めらることでできたこの一帯は、花の咲き誇る路地となることを願い「花小路」と名づけられたそうです。




オブジェを取り巻くように「噴水」があります。

横丁ではないですが、「みろく横丁」からつながる、夜の鷹匠小路(ロー丁)
こちらにも飲み屋さんが並んでいます。


八戸横丁巡りに続いては、いい時間になったので晩ご飯にしたいと思います。
(青森ツアー(8日目・その5:八戸 ばんや)に続きます)
これを書いていて気づきましたが「狸小路横丁」の写真を撮り忘れてました・・・


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