夫婦そろって仕事をリタイアして時間がたっぷりできたので、いままで訪れたことのなかった青森県を2週間かけてガッツリ旅行してきました。
青森ツアー10日目の観光7か所目は、五所川原市金木町にある太宰治の生家で記念館になっている「斜陽館」です。
(青森ツアー(10日目・その8:高山稲荷神社)からの続きです)
岩木山の遠景
高山稲荷神社から斜陽館に向かう途中、田んぼ沿いの県道を走っていると岩木山と田んぼがいい感じの場所があったので写真を撮ってみました。

田植え前だったら、田んぼに映る岩木山が見えそうな雰囲気ですね。

斜陽館
「斜陽館(しゃようかん)」は青森県五所川原市金木町に位置する、日本の文豪・太宰治の生家であり、現在は”太宰治記念館「斜陽館」”として公開されています。明治時代に建てられた壮大な邸宅で、国の重要文化財にも指定されている貴重な建築物です。
「斜陽館」は、太宰治(本名:津島修治)が幼少期を過ごした旧津島家住宅で、太宰の父である津島源右衛門によって明治40年(1907年)に建てられました。
津島家は明治時代に津軽地方を代表する大地主で、金融業や電灯会社を経営しており地域経済を牽引していましたが、邸宅の一部は店舗や金庫として利用され、当時の商人的側面を垣間見せます
「斜陽館」は現在の価値で数億円を費やして建設され、米蔵に至るまで日本三大美林の一つである青森ヒバをふんだんに使用しています。
11室ある1階の和室と、2階の洋間・和室8室では、梁や天井の意匠など豪邸ならではの造りが堪能できるとともに、付属建物や泉水を配した庭園など合わせて宅地約680坪にも及ぶ広大な敷地と豪壮な造りが特徴です。
戦後、津島家がこの家を手放した後、昭和25年(1950年)から「旅館 斜陽館」として営業を開始して、太宰ファンをはじめ全国から多くの人々が訪れる観光名所となりました。
その後、平成8年(1996年)に当時の金木町(現:五所川原市)が買い取って、旅館としての46年の歴史に幕を閉じ、元の姿に復元・整備されて、現在の”太宰治記念館「斜陽館」”として一般公開されることとなりました。
その歴史的・建築的価値が認められ、平成16年(2004年)には国の重要文化財に指定されて、近代和風住宅の代表例としても評価されています。







お湯を沸かす囲炉裏がありますね。


1階の奥には板の間と台所があります。ここは吹き抜けになっていて解放感がありました。

囲炉裏があります。




続いては中庭側に回ります。

太宰治が生まれた部屋です。


続いては「仏間」です。


縁側から見た中庭です。

続いては、入り口脇にある「金融執務室」



斜陽館の1階をぐるっと回ったので、2階に上がりたいと思います。
(青森ツアー(10日目・その10:斜陽館 後編)に続きます)


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