今から30年近く前に北海道のHTBで放送されていた、マニアの間では今でも伝説の番組と言われている「水曜どうでしょう」という番組がありました。
その番組の企画で
「引いたカードに書かれている北海道の市町村を車で訪れて、その市町村のカントリーサイン(市町村の境界を示す看板)を見つけたら、次の行先の市町村をまたカードを引いて決める」
というのを繰り返して2泊3日で全ての市町村の「カントリーサイン」を見て回るという「北海道212市町村カントリーサインの旅」というものがありました。
「水曜どうでしょう」好きの私としては、その企画を見て兵庫県でカントリーサインの旅をやってみようと思い立ったのが今から20年近く前でしたが、当時は時間もあまりなかったこともあって中断していました。
で、夫婦そろって仕事をリタイアして時間ができたので、カントリーサインの旅を再開しようということになり、せっかく時間もあるので、ただカントリーサインだけを見てまわるのはもったいないので、その市町で観光できそうなところがあればそこも訪れる形でやり直すことにしました。
ということで、兵庫県41市町カントリーサインの旅の第42弾です。
(兵庫県41市町 カントリーサインの旅(その41:宍粟市 その7)からの続きです)
No.16 養父市
カントリーサインの旅で16番目に引いたカードは「養父市(やぶし)」でした。

養父市は兵庫県北部、但馬地方の中央あたりに位置していて、2004年(平成16年)4月1日に、八鹿町・養父町・大屋町・関宮町の4町が合併して発足しました。
養父市は「なにかと”読めない”まち」をキャッチフレーズに、豊かな自然環境と独特の文化・特産品で知られています。
また、この「養父市」は、腕の悪い医者を指す「藪医者」の発祥とする説があります。
江戸時代初期の頃、死にそうな病人を生き返らせるほどの腕を持つ「名医」が、兵庫県北部但馬国の養父に住んでいました。
その名声にあやかり、腕の悪い医者が「養父の医者」と名乗って人々を騙す事件が横行したことから、本来の名医の「養父医者」が、次第に「腕の悪い医者」を指す言葉へと意味が逆転したとする説です。
そんな養父市のどこに行こうかと調べたところ、やはり自然に関連するスポットが多かったので、そのあたりを中心に巡ってきました。
養父神社
養父神社 は、但馬国を代表する古社の一つで、「但馬五社」のひとつに数えられる由緒ある神社です。
創建は不詳だそうですが、古くから養父郡の総社として崇敬を集め、平安時代の「延喜式神名帳」にも記載がある格式高い神社で、縁結び、五穀豊穣、商売繁盛、厄除けのご利益があるとされています。
また、秋には境内一帯が鮮やかな紅葉に染まるので、「但馬もみじ三大名所」のひとつとして人気があります。特に参道のもみじトンネルは多くの参拝客を魅了しているそうです。

神社の石垣に「紅葉名勝」とありました。










朱塗りの橋の上は青モミジで覆われていました。
紅葉の季節に来たら綺麗なんでしょうね。


こちらが養父神社でいただける御朱印です。


養父神社に続いては、養父市にある酒蔵2か所を訪れてみたいと思います。
(兵庫県41市町 カントリーサインの旅(その43:養父市 その2)に続きます)


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