夫婦そろって仕事をリタイアして時間がたっぷりできたので、いままで訪れたことのなかった青森県を2週間かけてガッツリ旅行してきました。
青森ツアーの7日目は午前中は曇り、午後からは晴の予報の中、下北半島の西側外周を巡りながら観光したいと思います。
「大間崎」で本州最北端を見てマグロを食べたあとは、「下風呂温泉郷」の日帰り温泉施設「海峡の湯」で温泉に入ります。
(青森ツアー(7日目・その4:大間岬)からの続きです)
「下風呂温泉郷」は、青森県下北半島の風間浦村に位置する本州最北端の温泉地で、津軽海峡に面しているので目の前には美しい夕日や夜には漁船の漁火を望むことができます。
その「下風呂温泉郷」は100m以内に「大湯」「新湯」「浜湯」といった異なる硫黄泉の源泉が湧き出ていて、これらがすべて源泉掛け流しで楽しめるのが特徴で、特に、海岸沿いの狭いエリアで個性の異なる3種類の源泉が湧いているのは全国的にも珍しいとされています。
また、ここは室町時代から湯治場として栄え古くからの歴史を持つ温泉地で、昭和の文豪・井上靖が小説『海峡』の中で「ああ、湯が滲みて来る。」と表現したことでも知られ、その効能が実感できる温泉として多くの人に愛されてきました。
今回訪れる「海峡の湯」は、かつて共同浴場として親しまれてきた「大湯」と「新湯」の源泉を統合し、さらに「井上靖ゆかりの湯」として「大湯2号泉」も加わり、3種類の異なる源泉を一度に楽しめる日帰り温泉施設です(今回訪れた際には「大湯2号泉」は機器故障で入ることができませんでした)。
この2つの異なる泉質のお湯を入り比べられるのが大きな魅力です。
「海峡の湯」の浴場は、青森県特産の「青森ヒバ」をふんだんに使用した総ヒバ造りです。湯船だけでなく、壁や風呂桶、椅子などもヒバで作られています。
そして温泉だけでなく、サウナ・水風呂も完備されてるのは素晴らしいですね。





一般料金は¥450です。
サウナ付きの源泉かけ流しの温泉でこのお値段はとても安いですが、村民の方なら¥150で、さらにおじい・おばあなら¥100と衝撃的なお値段なので、ここが村民の交流の場になりますね。


この暖簾に書かれているのは「井上靖」がこの風間浦村で詠んだ詩で、「アカエリヒレアシンギ」は渡り鳥の名前です。





浴室内からも同じ眺めが見えます。

訪れた時間は営業していなかったのがちょっと残念。



井上靖は、長谷旅館で小説「海峡」を執筆したそうです。
ちなみに「長谷旅館」の跡地に、この「海峡の湯」が建てられたそうです。





新島襄を乗せた船が下風呂沖で停泊した際に、下風呂温泉郷を訪れた様子が本人の日記に記されていました。

小説の題材として訪れた風間浦村に愛着を持って十年近く滞在して、井上靖と同様に長谷旅館に滞在していたそうです。
■サウナ
「海峡の湯」のサウナは座面2段で5人くらい座れそうです。
サ室の温度は90℃くらいでほどよい熱さです。サ室の正面にある窓から漁港や津軽海峡を見ることができます。
サ室に「解放厳禁」(温度が下がるとサウナ好きの気持ちも下がります)の張り紙がGood!でした。
水風呂はサ室を出て別ブースになっている「井上靖ゆかりの湯」の隣にあって2人くらい入れそう。水道水ですが水温は18℃以下くらいで結構冷えていて、水質も良くて柔らかい肌触りなのでとても気持ち良かったです。
ととのいスペースは水風呂のすぐ近くに椅子が2脚ありました。
■温泉
「海峡の湯」は加水なしの源泉掛け流しの天然温泉で、泉質は大湯(1号泉・2号泉)は 白濁した硫黄泉で、酸性・含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)、新湯は透明に近い含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)です。
温度はどの浴槽も高めですが、特に「熱湯」と書いている浴槽はめっちゃ熱いので、地元の方はお湯を体に少しずつかけて体を慣らしてから入っていました。(水を入れてもいいと張り紙がありますが、せっかくの濃い温泉を薄めるのもねぇという感じです)
私には「熱湯」にそのまま入るのは厳しそうだったので、水風呂でしっかり体を冷やしてから「熱湯」にダイレクトに入ったところ、体にお湯をかけて慣らしていたおじいから「熱くないんか!(関西弁ではありませんでしたが)」と驚かれてしまいました。
なので「水風呂で体を冷やしてから入っているので、とても気持ちいいです」と答えると、なんとなく納得されたような感じでした。
そのほかの浴槽も熱めですが、いい感じの熱さなのでとても気持ち良かったです。
いいお湯にサウナでとても気持ちが良く、いい施設だと思います。
温泉とサウナで身も心もスッキリしたらホテルに戻ってから晩ご飯ですが、ちょっと時間に余裕があるので、本州最北を走る鉄道のJR東日本「大湊線」の終着駅「大湊駅」と、本州最北端の駅「下北駅」に寄り道します。
(青森ツアー(7日目・その6:本州最北の鉄道「大湊線」 大湊駅・下北駅)に続きます)


コメント